まず結論|アートメイクの線の乱れは、2種類に分けます
線が思うように引けないとき、多くの方が「もっと練習しよう」と考えます。ですが、原因が違えば直し方も違います。
| 症状 | 見え方 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 太くなる | 線の幅が広い。狙いより濃い | 針の角度・圧・スピード |
| にじむ | 線の縁がぼやける。輪郭が溶ける | ★深く入りすぎ |
アートメイクの線が太くなるとき、見る3つ
- 針の角度:寝かせるほど接地面が広がり、線は太くなります。立て気味にすると細くなりますが、深く入りやすくなります
- 圧:押し込むほど皮膚が沈み、針が広く当たります。★力を抜くのが最も難しく、最も効きます
- スピード:ゆっくり動かすほど、同じ場所に長く当たります
★3つを同時に変えないでください。1つだけ変えて、線がどう変わるかを見ます。同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。
アートメイクの線がにじむとき、見る3つ
- 深さ:深く入るほど、色素が横に広がります。にじみの最大の原因です
- 同じ場所を何度も通っていないか:皮膚を傷つけると、その分だけ色が散ります
- 色素の粘度:伸びの良いものは面には向きますが、細い線には向きません
1番目が圧倒的に多い原因です。にじみが出たら、まず深さを疑ってください。
切り分けの手順
- 人工皮膚に、同じ条件で10本引く
- 写真を撮る(同じ距離・同じ明るさで)
- 角度だけを変えて、また10本引いて撮る
- 圧だけを変えて、また10本
- スピードだけを変えて、また10本
- 4枚を並べて、どれが効いたかを見る
本記事は原因の切り分け方を示すものです。実際の施術における判断は、医師の指示のもとで行ってください。人に対する練習は、無資格・無指示では行えません。
よくあるご質問
- アートメイクの線が太くなるのはなぜですか?
- 針の角度が寝ている、圧が強い、スピードが遅い、のいずれかであることがほとんどです。1つずつ変えて確かめると、原因が特定できます。
- アートメイクの線がにじむのはなぜですか?
- 深く入りすぎていることが最も多い原因です。同じ場所を何度も通ることや、色素の粘度が合っていないことも影響します。
- アートメイクの練習は、何本引けばうまくなりますか?
- 本数ではありません。条件を変えて比べ、何が効いたかを特定するほうが早く進みます。
- アートメイクの線の練習は何から始めますか?
- 眉の形ではなく、同じ太さ・同じ深さで直線を引くところからです。
参考にした資料
- 独立行政法人 国民生活センター「アートメイクの危害」公表資料
- 厚生労働省「医師法第17条…の解釈について」
アートメイクは医療行為です。施術は医師、または医師の指示を受けた看護師が行います。
本記事は学習のための情報提供であり、個別の判断や契約についての助言ではありません。