アートメイクがわかる アートメイクの教科書
技術

アートメイクの線が太くなる・にじむ|原因の切り分け方

練習しても線が安定しないとき、闇雲に量を増やしても直りません。原因は数が限られています。ひとつずつ潰す順番を示します。

/ アートメイクマ

この記事の要点
  • 「太くなる」と「にじむ」は別の問題です。まずどちらかを見分けます。
  • 太くなる原因は、針の角度・圧・スピードの3つにほぼ集約されます。
  • にじむ原因は、深く入りすぎていることが多いです。
  • 2つを混同したまま練習量を増やしても、直りません。

まず結論|アートメイクの線の乱れは、2種類に分けます

線が思うように引けないとき、多くの方が「もっと練習しよう」と考えます。ですが、原因が違えば直し方も違います。

症状見え方主な原因
太くなる線の幅が広い。狙いより濃い針の角度・圧・スピード
にじむ線の縁がぼやける。輪郭が溶ける★深く入りすぎ

アートメイクの線が太くなるとき、見る3つ

  1. 針の角度:寝かせるほど接地面が広がり、線は太くなります。立て気味にすると細くなりますが、深く入りやすくなります
  2. :押し込むほど皮膚が沈み、針が広く当たります。★力を抜くのが最も難しく、最も効きます
  3. スピード:ゆっくり動かすほど、同じ場所に長く当たります

3つを同時に変えないでください。1つだけ変えて、線がどう変わるかを見ます。同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。

アートメイクの線がにじむとき、見る3つ

  1. 深さ:深く入るほど、色素が横に広がります。にじみの最大の原因です
  2. 同じ場所を何度も通っていないか:皮膚を傷つけると、その分だけ色が散ります
  3. 色素の粘度:伸びの良いものは面には向きますが、細い線には向きません

1番目が圧倒的に多い原因です。にじみが出たら、まず深さを疑ってください。

切り分けの手順

  1. 人工皮膚に、同じ条件で10本引く
  2. 写真を撮る(同じ距離・同じ明るさで)
  3. 角度だけを変えて、また10本引いて撮る
  4. 圧だけを変えて、また10本
  5. スピードだけを変えて、また10本
  6. 4枚を並べて、どれが効いたかを見る
本記事は原因の切り分け方を示すものです。実際の施術における判断は、医師の指示のもとで行ってください。人に対する練習は、無資格・無指示では行えません。

よくあるご質問

アートメイクの線が太くなるのはなぜですか?
針の角度が寝ている、圧が強い、スピードが遅い、のいずれかであることがほとんどです。1つずつ変えて確かめると、原因が特定できます。
アートメイクの線がにじむのはなぜですか?
深く入りすぎていることが最も多い原因です。同じ場所を何度も通ることや、色素の粘度が合っていないことも影響します。
アートメイクの練習は、何本引けばうまくなりますか?
本数ではありません。条件を変えて比べ、何が効いたかを特定するほうが早く進みます。
アートメイクの線の練習は何から始めますか?
眉の形ではなく、同じ太さ・同じ深さで直線を引くところからです。
参考にした資料
  • 独立行政法人 国民生活センター「アートメイクの危害」公表資料
  • 厚生労働省「医師法第17条…の解釈について」
アートメイクは医療行為です。施術は医師、または医師の指示を受けた看護師が行います。 本記事は学習のための情報提供であり、個別の判断や契約についての助言ではありません。

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